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おおいた市民総合法律事務所の歩み
   1.大分共同法律事務所からの独立
 
1991年3月末に城崎法務ビル401号室でスタートしました
大分共同法律事務所からの独立 私は、1988年4月に大分県弁護士会で弁護士登録をし、大分共同法律事務所に所属しました。大分共同法律事務所には3年間お世話になりましたが、その間に起きた杉乃井ホテルの労働争議では、組合員に対する懲戒解雇、パート雇止め、ロックアウトに対して、地労委、仮処分、本訴提起で対応し、労働事件の全てを学ばせていただきました。最初は労働事件などで、所長の吉田孝美弁護士と一緒に仕事をさせていただくことも多かったのですが、情熱あふれる弁護活動には感銘を受け、今も私の弁護活動の基盤には吉田弁護士の姿があります。刑事事件でも、「面会に行ったら絶対に会うまで帰って来るな。」、「刑事事件ではやれることは全てやれ。」という教えを守り、否認事件ではとことん面会に押し掛け、勾留理由開示で2回も被疑者の釈放を勝ち取ることができました。
このように学ぶことばかりの大分共同法律事務所時代でしたが、共同事務所のパートナー弁護士でありながら、事務所の経営には最後まで全く寄与することができず、大変申し訳ない思いでいっぱいです。
1991年3月に大分共同事務所が入っていた東邦生命ビルが建て替えとなり、事務所が移転することになりましたが、その機会に、大分にはそれまでなかった「市民」のための事務所を作ろうと考えて、独立させていただきました。
事務所の名称については、あまり迷わず、「市民のために身近で親しみやすい法律事務所」、「市民のあらゆるニーズに応えられる総合的な法律事務所」を目指すという、私の目標をそのまま名称にして、「市民総合法律事務所」と名付けました。
 
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弁護士法人 おおいた市民総合法律事務所