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【弁護士河野の日常】父の死を多くの人たちが悼んでくれた 更新日:2009.11.15(日)

◇ 11月5日に父が亡くなり、6日から実家のある兵庫県川西市に帰り、喪主として仮通夜、通夜、葬儀を取り仕切り、8日深夜に大分に戻った。老後は癌の大手術を2回行い、胃を全摘して自宅療養をしていたが、今回、突然の心筋梗塞での死亡だった。
 葬儀には、父に世話になったという自衛隊時代の後輩や同期の人たちが多数駆けつけて父の死を悼んでくれた。
◇ 11月8日はNPO子どもいじめ・虐待相談センターの2周年記念シンポジウムが予定されていたが、私は葬儀のため参加できなかった。しかし、他の理事や相談員が素晴らしいシンポジウムをやり遂げてくれたようだ。このシンポジウムの広報を通じて、相談電話も増えている。さらに活動を充実させていきたい。
◇ 11日の異業種交流会「二水会」では、多くのメンバーが追悼の言葉をくれ、香典を渡してくれた。今回、周りの人たちのこのような心遣いが本当に嬉しかった。
 
【活動報告】札幌司法書士会で講演を行う 更新日:2009.11.03(火)

◇ 10月31日は札幌司法書士会で講演を行った。毎年新人司法書士向けに「クレサラ学校」という研修を行っており、その総括の講演会を行っているとのことで、4回目の今年は私が呼ばれたのだ。
◇ 私は、クレサラ被害者支援運動に関わることの重要性、最高裁判例は断片的に見るのではなく全体を流れる精神を理解すべきであること、相談にあたっては相談者の置かれている精神的状態を十分に考慮することが必要であることなどを話した。札幌の司法書士会がクレサラ問題に非常に熱心であることを知った。
◇ 講演後懇親会などにお招きいただいたが、札幌では居酒屋やスナックなどでもサッポロビールを出すのが当然になっており、サッポロビール派として嬉しかった。気管支炎もなかなか治らず、札幌でワインが飲めなかったのは残念だった。
 
【弁護士河野の日常】気管支炎が治らないなか、ロンドンへ 更新日:2009.11.02(月)

◇ 10月冒頭にかなり無理な連続東京出張をしたためか、風邪をひき、気管支炎を続発してしまったため、10月15日には1日仕事を休まざるを得なかった。しかし、10月18日から24日まで、日弁連の貧困と人権に関する委員会から、こどもの貧困の問題の調査のため、ロンドンに行くことになっていたので、これは取り止める訳にもいかず、参加した。
◇ 海外出張と言えば、調査の後、毎晩その土地の美味しい食事とお酒で楽しむのだが、今回ばかりは、調査が終わると一人でホテルに戻り、野菜や果物だけを食べて、ずっと寝ていた。ロンドンの1週間は調査先とホテルの往復だった。散々な1週間だったが、今回の調査は本当に充実していた。行政も民間も一致して2020年に子どもの貧困をゼロにしようという目標を掲げ、「End Child Poverty」を合い言葉に真剣に取り組んでいた。
◇ 来年の日弁連人権大会のテーマに子どもの貧困を取り上げようと考えている。今回のロンドン調査はその下準備なのだが、素晴らしい成果が得られた。
 
【弁護士河野の日常】依存症と多重債務に関するシンポジウムに参加して 更新日:2009.10.06(火)

◇ 10月3日に依存症と多重債務に関するシンポジウムに参加した。熊本クレサラ被害をなくす会の吉田洋一さんが依存症問題を取り上げるべきだと提唱してから約1年半。各地で開かれてきた依存症に関するシンポジウムを大分で開催ということになったものだ。
◇ ある程度知識を持っていたつもりだが、依存症状態の多重債務者に対してどのような対応をするべきなのか、支援のあり方を改めて深く学ぶことができて非常に役に立った。
◇ 同時に集会の講師として丘の上病院の帆秋善生先生をお招きし、パネルディスカッションには精神保健福祉センターの相談主幹が参加され、懇親会には丘の上病院の看護師さんが参加されるなど、新たなつながりができたことが、今後依存症状態の多重債務者の相談にあたっての連携の構築につながり、有意義だった。
◇ 1回限りのシンポで終わらないように、今後の連携強化に取り組んで行きたい。
 
【弁護士河野の日常】ハーモニーランドの無料入口は健在でした! 更新日:2009.09.24(木)

◇ 21日に湯浅誠さんの講演会が150人の参加で成功した。
打ち上げでは、運営にあたった20人が成功を喜び合った。
遠く京都からこの集会のために功刀弁護士が駆けつけてくれたのが嬉しかった。
◇ 翌日は疲れを取るため、1日完全休養日とした。10年ぶりぐらいで、家族でハーモニーランドを訪れた。シルバーウィークの途中とあって、駐車場は第3駐車場まで満杯。
◇ ところで、ハーモニーランドの入場料は1人2800円だ。
しかし、第3駐車場のさらに下の方に無料入口があることは誰も知らないようで、そこから入る人は皆無のようだった。
◇ これは、からくりがあり、1992年頃、第3セクターのハーモニーランドの経営状態が思わしくなかったことから、大分県が3億円(うち県費1億5000万円)を投じて、ハーモニーランドの真ん中に「皇太子ご成婚記念庭園」を建設したのである。ハーモニーランドの有料営業敷地の真ん中に公の公園を作り、ハーモニーランドの施設充実に寄与したのである。しかし、公の公園だから、当然そこに行きたい人は誰でも自由に入ることができなければおかしい。だから、県はハーモニーランドの入口から遠いひっそりとした箇所に皇太子ご成婚記念庭園入口を作り、そこは無料としたのである。
 この無料入口が人々に広く知られれば、ハーモニーランドは経営が成り立たない。だから、県はこの無料入口の存在を公報しない。全くおかしなことだ。
◇ 1993年に皇太子ご成婚記念庭園訴訟を提起したが、裁判所は皇室ネタではまともな判断はできない。当然敗訴した。その時は結構大々的に無料入口の存在をあちこちで書いたりしゃべったりした。しかし、それも忘れ去られている。
 おそらく、未だにこの庭園には維持費が毎年何千万円も投じられていることだろう。税金の不正使用はあちこちで続いている。
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弁護士法人 おおいた市民総合法律事務所