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■【弁護士河野の日常】日弁連会長選挙史上初の再選挙へ |
更新日:2010.02.06(土) |
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◇ 2010年から2年間の日弁連会長を決める選挙が今日、投票を迎えた。全国の2万8847人の弁護士が各地の弁護士会で投票したのだが、当選のためには、単純に過半数を制するだけでなく、全国の弁護士会の3分の2以上の会で多数を占める必要がある。 ◇ 今回立候補したのは、市民の立場で貧困問題に取り組む宇都宮健児弁護士と、東京の大派閥の推薦で立候補した山本剛嗣弁護士の2人だ。投票の結果、宇都宮弁護士が全国52の弁護士会のうち、42の弁護士会で多数の票を得たがね山本剛嗣弁護士が東京大阪の派閥の票を多数得て、8550票対9537票で決着が付かなかった。近日中に再選挙が行われることになる。 ◇ 大都市の弁護士会の派閥を牛耳った人が会長となる流れが長年続いてきたが、宇都宮健児弁護士は、市民の立場に立ち、古い派閥体質を取り払って弁護士会を再生しようとしている。今回の選挙の結果は、日弁連の中の、中央対地方の構図を浮き彫りにしたと言える。東京大阪の派閥支配がこのまま続けば、弁護士会は市民から見放されることになるだろう。来るべき再選挙は、今後の日弁連にとって非常に重要な意味を持つものとなりそうだ。 ◇ ちなみに大分県弁護士会では、宇都宮56票、山本42票と、大差が付いた。大分県弁護士会はここでは脱派閥に1票を投じたといえる。 |
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■【活動報告】追い出し屋対策シンポジウム開催される |
更新日:2010.01.29(金) |
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◇ 1月28日、大分市アートプラザで追い出し屋対策のシンポジウムを反貧困ネットワーク大分の主催で行った。福岡の及川修平司法書士が講師となって、実例や判例を紹介しながら、わかりやすくお話いただいた。 ◇ 大分では、地場貸金業者が作った賃貸保証会社が勢力を伸ばしており、僅かな滞納でも激しい取り立てに及んでいる。また宮崎県で追い出し行為で訴訟にもなっている。金利引き下げで貸金業のうまみがなくなったため、このような事業にこれまでのノウハウを投入しているのだ。 ◇ シンポジウムでは、宅建業協会の職員が2名参加しており、家主側の立場からの意見も出され、活発な議論がなされた。 現在、国会で規制法案が議論されているが、間違っても追い出しがしやすくなるような法律にだけはならないように監視しなければならない。 |
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■【活動報告】竹田高校の人権授業でいじめについて講義 |
更新日:2010.01.26(火) |
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◇ 子どもいじめ・虐待相談センター・大分への出前講座の依頼により、竹田高校の人権授業に講師として参加した。1クラスの生徒がいじめについて自主研究をし、発表をする過程で、私たちの相談活動について学ぶというものだ。別のクラスでは虐待について学ぶということで、同じセンターの相談員と一緒に竹田へ向かった。 ◇ 生徒たちから事前に出されていた質問事項に沿って話を進めたが、「いじめの傍観者にならないためにどうしたら良いか」「いじめられている人に、どんな声を掛けたらよいか」といった、誠実で真面目な質問が多かったことが嬉しかった。私からは、現実に扱ったいじめのケースを幾つか挙げて、暴力の連鎖の問題を提起した。 ◇ 途中で、同行した上垣内弁護士に自分が小学生の頃いじめられていたこと、それをどのように乗り越えて弁護士を目指すようになったのかを生徒たちに話してもらった。実際にひどいいじめにあった経験に基づく話は生徒たちにもきっと響いたと思う。 |
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■【活動報告】CFJ被害対策全国会議準備会開催 |
更新日:2010.01.16(土) |
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◇ ディックファイナンス、ユニマット、アイク・・・ これらのサラ金を買い集めたアメリカ、シティバンク系の外資系サラ金CFJ。 このCFJが多重債務者の生活再建のための分割払いの示談案に応じず、遅延損害金等を全額要求して訴訟を起こすということを全国的に展開している。 ◇ 多重債務者が自主的再建手段として、破産などの裁判所を用いた解決でなく、分割払いをしようとして提案しているのに、支払金額を全く譲歩しようとせず、訴訟を遠隔地で起こして判決を取って差押えをしようとする。 他方、過払金請求に対しては、裁判所を惑わす様々な反論で引き延ばしを図る。 このようなCFJのやり方に腹を据えかねた全国の弁護士、司法書士、被害者の会の相談員などが集まり、CFJ被害対策全国会議の設立に動き始めた。 ◇ 1月16日午前、約30人が集まり、対策会議の設立に向けて準備会を開いたのだ。参加者から様々なアイディアが出た。3月27日土曜日に設立総会を開くことも決まった。 多重債務者の生活再建を妨害するような業者は絶対に許さない。これまでもつぶして来た。CFJも絶対につぶすまで叩いていくつもりだ。 |
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■【弁護士河野の日常】宇都宮健児弁護士が日弁連会長選に立候補へ |
更新日:2009.12.28(月) |
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◇ 12月24日、クリスマスの日に、宇都宮健児弁護士、木村達也弁護士が大分を訪れ、集まった大分県弁護士会の若手中心の19人の弁護士に今後の日弁連の有るべき姿について語った。 ◇ 宇都宮健児弁護士は、来年1月6日に公示される日弁連会長選に立候補予定だ。これまで東京、大阪の弁護士会で派閥の活動を熱心にして各会会長を務めた人だけが日弁連の会長になるという慣例があったが、このような非民主的な派閥選挙を打破することが、今回の最大の眼目だ。日弁連は、最高裁判事の弁護士枠も、研修所教官も、全て派閥単位で選出して来ている。これを打破しなければ、本当に有能で民主的な人材は送り出せない。 ◇ また、宇都宮健児弁護士はこれまで市民の立場で長年運動に取り組んで来た実績と人脈がある。日弁連の主張を市民の意見を背景に国の政策に取り入れさせていくためには、宇都宮健児が会長になる必然性があるのだ。 ◇ 日弁連は組織も大きくなり、硬直化、官僚化している。これを打破して、真っ当な議論が通用する日弁連になることを期待している。 |
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